擦り切れるほど聴く

ふと思ったのだが、最近「こりゃ、なかなかいい!」とか思ったアルバムでも、実のところ2,3回しか聴いてなかったりする。 それならまだいい、一回しか聴いてなくて「うーん、いいなあ」とか納得して終わりとかもある、つまらないと思ったわけでもないのに、そのリピート率の低さに愕然とする。 ただ、年取ってじっくり音楽を聴くヒマがなくなったのか、それとも情報が多すぎて次から次へと新しいバンドが出てきて、あれやこれや浮気をしてるうちに時間が経つのかはよくわからないけれども。 そんなわけで、ここで私がこれまでに聴いたアルバムの中でそれこそ擦り切れるほど(アナログじゃなくてもそういう形容がしたい)聴いたアルバムベスト5なぞを上げてみたいと思います。 順不同。 My Bloody Valentine "Isn't Anything" 私にとってのマイブラは"Isn't Anything"以外にあらず。多分、今までの人生で一番リピート率が高いかもしれない、当時、ウォークマンに入れていたテープの方まで音がおかしくなったくらいだったから。 Echo&The Bunnymen "Crocodiles" アルバムとして好きなのは"Heaven Up Here"なんだけど、聴いた回数はこちらの方が上。どんなに好きなアルバムでもその時の気分で今日は合わないな〜、と思うことがあるのに"Crocodiles"だけはどんな精神状態であっても有無を言わせずぐいぐいと引き込まれてゆく、この頃の彼らはまさに神懸かり的。