フジのライブアクトも記憶に新しい(私は見てませんが)GOF再結成後のアルバム。といっても1st~3rdまでからチョイスした曲をそのままスタジオでとりなおしただけのもの、そうそれだけ。なのに、私はこれを聴いてやたらと興奮してしまった。一曲目の"To Hell With Poverty" のイントロのギターが始まり、ズンズドンドとディブのベースが入った途端「これって当時の別バージョンか?」と思うほど変わっていないのだ。一度解散したバンド(GOFの場合は自然消滅に近いが)がリユニオンして、ここまでの緊張感を保っているなんて私はこれまでに体験したことがない、一体どうなってんの?
収録曲はやはり1stからが多く、2nd>3rdの順。やはりヒューゴとディブが抜けた後の4thからは無し。しかし、久しぶりに3rdからの曲を聴いたけど思ったよりいいではないか、ソリッドなところはかなり後退してるものの、曲としては決してつまらなくはないし。押し入れの奥底からアナログを出してこなくてはいけませんよ、これは。
しかし、やはりGOFってディブとヒューゴのリズムが要なんだなとまたもや再認識。
特にベースの野太さは、昨今の若手バンドに是非継承していただきたいです、まあ、かなり体力いりそうだけど。
それともう一枚リミックスも付いてるんですが、メンツの方が多彩といえば多彩。
ただ、Yeah Yeah YeahsやThe Others,The Rakesなどのリミックスは「リミックスさせてもらってます」といった感じで腰が引けてるのか思い切りが悪い。
一番、気に入ったのはNo Doubtのベーシスト、トニー・カナルの手による"Ether"、あと、Faultlineの"Anthrax"もクールな感じがよろしいです。
日本語のサイトもあり
http://www.v2records.co.jp/special/a087_sc/050928/