昨日までバカに暑かったのが一気にさわやかに。山々も澄んだ空気に映えています。
季節の変わり目のこの感じはいつもせつなくて懐かしい、なんともいえない気分になりますね。
友人にデペのシングルコンピを焼いてもらった、アナログしかなくてこうやって初期のシングルをじっくり聴くのは久しぶり。最近、日産のCMで"Just can't get enough"のカバーバージョンが流れているけど、GAPのCMといいなぜいつもこの曲ばかりなのかな、ヴィンスの曲はマーティンのそれと違って一般ウケしやすいからしょうがないか。
元々、私は中学時代ヤズーが好きでその後にデペッシュを聴いたらこっちの方が数倍よくて大ファンになってしまったという過去があるんですが、ひとつのバンドにこれだけの曲が書けるメンバーが二人もいた(ヴィンスのその後の活躍も相当なものだし)なんて奇跡に近いことじゃないだろうか。See youからPolicy of truthあたりまでなんて息つく暇も与えぬデペ節全開、10代の頃このバンドに出会ったことで私という人間の3分の2くらいは出来上がってしまったような気さえしてきた、なんだか罪作りなバンドだなあ。
そういえば、初めて見た外タレ(当時はそう言ったもんだ)のライブもデペッシュなのだった。
チケット買ってから毎日それこそカレンダーに×印付けるくらいに楽しみにしてたのを覚えている。
やっと来たライブ当日、行きの電車の中で隣のクラスの「モジャゲ」(その名の通りモジャモジャの髪の毛だったので)と呼ばれていた野生児のような子を見かけた、ふーん、と気にも止めてなかったのだが、いつしかそのモジャゲも私たちと一緒にデペッシュのライブ会場へ入って行くではないか!も、モジャゲ、君がそんなにいい趣味してたとは知らなかったよ、人は見かけによらないもんだ。
でも、決して私はその後モジャゲとは仲良くはなりませんでした、理由は一緒にいるのがはばかれるほどワイルドなルックスだったからです、それは服を着ているのが不自然だと言ってもいいほどに。
実にデペファンの裾野は広い、ということでしょうか。
注意=モジャゲは女子です。
モジャゲがデペッシュをググってここを見ないことを祈る。