Monochrome Set/Tomorrow Will Be Too Long
モノクローム・セットを聴くなら絶対アナログだ、とか言ってたくせに突然聴きたくなってしまい1stと2ndのカップリングが安く売っていたので買ってみた。
う〜、しかしモノクロス(私はこう呼んでたけど、セットって呼ぶ人もいるんですねえ)聴くのなんて何年ぶりだろう、特にこの80年に相次いでリリースされた1st"strange boutique"と2nd"Love Zombies"
はかなり聴きこんでたと思うなあ。
私の中では彼らの音ってそれこそ全英No.1になってもいいくらいのポップセンスに溢れたバンドという認識なんだが、現実はそうではなかった。
レトロすぎるとか奇妙すぎるとかいうのが災いしたのか、パッとしないまま解散してしまった。
が、しかし、90年代に入って再結成、日本のネオアコブームに乗って一部で妙なメジャー展開..
私も京都に彼らが来た時には是非見たいと思ったものの、これはなんとなく私が好きだったモノクロスじゃないような気がしてライブも行かなかった。
そして、私はしばらくネオアコと言われたバンド達のレコードを封印してしまった、本当に全く聴かなくなった、やっとその呪縛から解き放たれたのは90年代の終わりにベルセバがデビューしてからのことだった。
そんな年寄りの嘆き節はまあいい。
CDで聴くモノクロスは中音域がよく響く。
クールなのに艶のあるビドのボーカル、レスター・スクエアの縦横無尽に変幻自在なギターどれを取っても唯一無二、多分誰もマネできるしろものじゃないだろう。
しかしなあ、今"strange boutique"聴いてるとなーんかフリッパーズみたい、とか思ってしまうのが悲しいよ、むこうが亜流なのにな、またもやイヤな気分だ(個人的な恨みはありません)。