もうこれ10年も前になるんだな。
最近のNW風バンドの隆盛を見ていると90年代半ばにあったNWONWとかいうムーブメント(っていうほどのもんでもなかったけど)を思い出す。
その中の中心だった、エラスティカ。今、聴いてみると今のフランツほどではないけどなかなかいい曲やってまっせ、まあ、ほとんどパクリだけど。フランツ聴いてメンズウェアみたいだという人もいるんだからな、それがNew Waveというジャンルの哀しい性です、しょうがない。
ただ、この時代のNW追従バンドと今のバンドの決定的な違いは、本人達がリアルタイムでNWを体験しているかしてないかというところにある。(微妙なズレはあるけれども)
やはり、このエラスティカにしても10年前のバンドはパクるにしろなんにしろ、NWへの深い思いや愛が感じられるのだ。そのせいでどこかマネしてすみませんねえ、でも、私ファンだったんです、許してください〜。というような腰の引けた、どこか突き抜けけない感がいなめない。
(自分も同世代だからなんとなく判るのです)
そのあたりがショボイムーブメントで終わった所以のような気がする。
その点、やっぱり今のNWバンドは潔いし、見ても聴いても気分がいい。
内向きの自意識過剰が見て取れない。
だって、そんな時代知らないもんね。
ただ、どうして今は女子バンドの勢いがないんでしょうかね?
みんな野郎ばっかりではないか。
だから、このエラスティカみたいなかっこいいガールズバンドが出てきたら言うことなしなんだが。