やっとその気になったか、諸処の事情がようやく揃ったかMy Bloody Valentineの各種リマスターがリリースされる運びとなっております。まあいいんでないの。SonyやWarner Brosとはかなりいろいろあったらしい。
一説によるとかなりの音質差があるとか言われておりますが、5/8頃にディスクが届く前に、いくつかの聴き比べを。
比較対象:Only Shallow
1991年リリース 日本版CD
傷だらけのCDをあらためて。実はCDではなくデータディスク化してQuicktimePlayerで再生しました(まあ、同じことかと)。やや高域寄りの音づくりで、ヴォーカルに浮遊感があります。また中低音のパワーがきっちり残ります。個人的にはこれがいいように思います。
1991年リリース 日本版CDをiTunes AAC 256kbpsにてエンコード(イコライズせず)
当然やや分離が悪くなりぺたっとした印象。でももともと分離した音でもないからこういうのもありでしょう。Aメロのだんだん上がっていくところなどはこういうかたまりのような音でもいいかも。だいいち、普段聴くのはこれですしね。
2012年リリース [mastered from original tape] (from SoundCloud) : amass記事(元記事guardian)
旧CDに比べるとかなり低音が盛ってある。というか、旧CDが低音を削って高音を強調していたのかな。そのへんは時代もあるのかも。
2012年リリース [mastered from original 1/2 inch analogue tapes] (from SoundCloud) : amass記事
(元記事guardian)
元がアナログテープ(とはいえ1/2inch)なだけに、やはり角が丸い印象。original tapeとはそれほど差はない。
ということで、SoundCloudのサウンドがおそらく圧縮データだろうと考えるとまだなんとも言い難いのですが、それを差し引いたとしても「音質がよくなった」わけではなく、「キャラクターの差」だなと思います。CDが届いたらそれが覆されるほどの音質だといいんですが...さてどうなるか。
しかしguardianの記事も古い写真使うなあ。
ほぼ同時期に出た、元lazyのこちらのほうもなかなかでした。妙に本物になってる。
Echoes And Rhymes - The Primitives
全曲カバーとはいえ、ほとんどの曲が2分台、4分台が1曲のみというところも素晴らしい。