F1 日本グランプリ 2023 (鈴鹿サーキット) その1

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2023年のF1シリーズはレッドブルF1が圧倒的に強く、記録的な連勝が続き、シリーズの行方という意味では大勢が決まっている中、前戦シンガポールGPでレッドブルF1がついに破れフェラーリが優勝、もしかするとフレキシ素材規制の技術司令が効いたのかと思われましたが、今回GPの予選ではM.フェルスタッペンがかなりの大差でポールポジションということで、結局これまでの流れに戻りました。しかし今年は夏の暑さがいまだ抜けず、決勝ではタイヤ摩耗が激しいことが予想され、タイヤ戦略面で差のある他チームがどこまで迫るかが注目されていました。

天気は比較的前から晴れ予報で、鈴鹿山脈の反対側では朝は曇っていたものの、ほぼ雨の心配はなく出発しました(同行者1名)。去年はえらい目に遭ったので...

今回からスプーンカーブ付近に直営臨時駐車場が設定され、ややアップダウンはあるものの、空きを気にせずクルマをとめることができるのは大変助かります。9:00時点ではまだかなり空きがありました。これはぜひ次年度以降も設定してもらいたいところです。元Keihin、現日立Astemo社の社員用駐車場なのでしょう。何度も通っているサーキットまでのルート横なので特に便利です。

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50代のオッサンたちにはやや負荷のかかる道をゲートまで歩き、入場です。今回も所持品検査があったものの特に問題もなくパスしました。要人が来るのだろうと思っていたのですが...

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例年植え込みの多いMエリアの除草整備がなされたようで、ここでの観戦も考えましたが、やはりフェンスが撮影には邪魔になるため、いつものLエリアに陣取りました。

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今年は去年ほどの混雑はないものの、すでにいい場所が埋まっており、チェア観戦はあきらめて丸太に腰を下ろすことになりました。いつもは場所取りのみのシートが多いのですが、今回はすでに人が座っているところが多かったのが特徴。

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前座レースは、本来ならWシリーズなどだったんでしょうが消滅したためにBMW系の混走レースとポルシェカップの2本立てです。撮影の練習タイムでもあります。ここいらでレジェンドF1デモランなどがあるとよいのですが今回はなし。少し時間が空くので先に食事を済ませることにしました。

残念ながら今年はスプーンエリアに焼肉ランチはなし。富士宮焼きそばをあっという間に平らげます。

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そしてドライバーズパレードが始まりました。
先頭は寿司嫌いのNORから。最近イマイチよくわからないキャラです。

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例のチョコスナックを与えたのは誰なのか...MCLに女性日本人スタッフがいるようですけど。

それよりもPIAが話題に。前日の予選、インベタラインにもかかわらず2位を確保。新人らしいとっちらかりがなく驚速タイムを出してくるという、なんとなくRAIのようなドライバーかもしれません。

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日本語は多少読み書きできるようですが、見る限りでは実用レベルではなさそう。

RUSは何やら上機嫌。

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HAMはいつもと変わらずファンサービスします。キノコをかぶっていたらもっと面白かった。

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LECは今ひとつ乗り気でなし。

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逆にSAIは陽気。前戦優勝してチーム内地位も向上。

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ALOはたぶん専用車両が不調になったのでしょう。

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その他の人々。

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ホンダ系ドライバーは一旦降りて挨拶などしていたので最後尾です。まずはVER、実に落ち着き払っています。何もなければ勝てるのはわかりきっていますのでね。

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逆にPERは完全にとっちらかり気味で表情も硬い。

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問題はこの人LAW。SFで何度も走っていて凱旋ではあるものの、来季はレギュラーへの道がRB系ではほぼなくなり、Williamsレンタルの話はまだまとまらず、たいそう不機嫌だったそう。レースでどういう動きに出るか。

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角田くんは去年よりはアクションも大きく母国GPであることを実感しているようでした。声援もかなりあり。

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ドラパレが終わると旧SRS-F、HRSの新型車両のお披露目です。先頭を佐藤琢磨ドライバーが引っ張ります。走ったりインタビューに答えたり大変。息子さんも連れてきていた模様。

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そしてピットレーンオープン、レコノサンスラップでバンバン飛ばしてきます。先頭はVERでした。去年はスタート前にまだ雨は落ちていなかったもののかなり曇っていたので、晴天下での新仕様車両は初走行です。予選を見る限りスプーン手前は285kmくらいで過去最速ではないはずですが、結構速く感じます。午前中からここまで、晴れると極端に太陽光線が熱く(暑い、ではない)、しかし曇って風のある場面もあり、コロコロ変わっていましたが、このころから完全に晴れとなって、ちょうどLエリアは正面左くらいから太陽光線を浴びるようになりだしました。足が熱い。

すると、これまで何度も予定されながら実現しなかったブルーインパルス展示飛行が始まりました。たいてい他国GPでは国軍機がNational Anthem終了とともにホームストレートを飛んでいくという流れですが、どちらかというとレコノサンスからスタートまでの時間を埋めるような構成です。

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まあとにかく飛ぶわ飛ぶわで単体イベントさながらの内容でした。松島基地の機体のようです。展示飛行を見たのは初めてですが、単体イベントだったらもっとやるんでしょうか。まあこれはこれでかなり楽しめておトクではあります。

しかし改めて見ると異様に微笑ましく、GPと思えないほどです。このへんが日本的というか。持ちネタなんでしょうけどレース前にハート描く?という感じ。ただ、なんでまたこのようなピースフルな持ちネタなのかを考えると、例えば戦闘的な模様でも描こうものなら「けしからん」とねじ込んでくるうっさい輩がいるんでしょうな。

あるのかと思っていた要人挨拶はなく、国歌斉唱となりまして、今回は冒頭の音声カットインもなく非常にまともな流れとなり安心しました。ブルーインパルスにしろ妙に自衛隊が協力的で、誰のルートなんでしょうかね。

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そうしてスタートの瞬間を待ちます。

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