F1 日本グランプリ 2017 (鈴鹿サーキット) その1

例年よりは接戦となっていたF1 2017シリーズも、シンガポール・マレーシア両GPでフェラーリが失速したため、メルセデスとルイス・ハミルトンの優勢がほぼ決まった状態での開催となりました。金曜が午後から大雨で、ピットロードでボートレースができるほどになり、しかし土曜はなんとか持ち直してコースレコードが生まれる状況の中、朝から非常に良い天気でした。ただし良すぎるのも問題で...

今年はレース初参戦の同行者を迎え、しかし観戦場所は例年通り辺境の地(何のINFOもない)スプーンLエリアということで、果たしてどうなることかと思いつつ、しかし出発時点で大変な日差しであり、これは何年か前の灼熱地獄が繰り返されるだろうと確信せざるを得ない状況でした。

これまたいつも通り新名神→東名阪亀山方向→R1→R306→県道144号というルートで何の渋滞もなく到着しました。今年の民間駐車場(N運輸)の係員は大変丁寧で、快適に駐車しましたが、もうこの時点ですでに真夏のような暑さ。焼けることがわかりきっているので長袖ですが、まだケートをくぐってもいないのに汗ばんでいます。

9:50頃ですが誰もいない...

後ろを見たら多少人がいる程度。

誰もいない... 係員はこの奥に。

いつも通り人気(ひとけ)のまばらな裏を通路を通りLエリアへ。もうちょい適当にスペースがあると良かったのですが、だいたい1人分しか間のないところがほとんど。なんとか2人分のスペースが見つかり、滑り込みセーフ。1人ひとり、もう少し詰めて座ってもいいんじゃないですかね。特に外国人客は、詰めてくれとも言えずどうしようもなく佇んでいました。

場所取りも最小限にならないものですかね。広大なスペースに2〜3人しか座らないのなら、半分くらいでいいでしょ。

とにかく暑く、2013年の記憶から、タオルをまずかぶってその上から帽子をかぶる消防士スタイルとなりました。しばらくしてトイレに行った時、外国人客が出てきて、すれ違いざま、「Oh, Good Idea.」と言を発しました。そりゃそうだ。この日差しを知らない人は苦痛だっただろうな。意外とサングラスをしていない人も多く、目を痛めたんじゃないでしょうか。この土手に座ると真正面が太陽で、最近はレースが早いので、終わるまで太陽がほぼ真上にいます。

サポートレースの後、RA300のデモランがスタート。ドライバーは佐藤琢磨選手。今年はINDY500制覇もあってひっぱりだこです。

グリッドインタビューが長引きドラパレがなかなか始まりませんでしたが、来るとなったらすぐ来ます。以前ほどあまり寄り道していないようで。

インタビューを受けながらなのであまり外を見ていないBOT。

今年かなり存在感を増したOCO。PERと仲がいいのか悪いのかよくわかりませんがね。まあ良くはないか。

去年は最後だと思ってかなりサービスしていたMASはややおとなしめ。

わりと落ち着いているSTR。事前テストが効いたか、予選時は初走行者がよくやるDegner2やSpoon2の飛び出しもあまりなかった様子、しかし決勝では...

新しい時代(無表彰台記録の)を作りつつあるHULは、クルマに収まってしまったので今年はこの程度。

GASはいつもと違う景色だったことでしょう。SFすっ飛ばしてUSGP参戦という話が出たものの、結局ホンダの意向でSFチャンプを目指すことに。

悪童MAGは特に動じず。どことなく、別の悪童ジャック "JackAss" ミラーと通じるものがあるかも。

GROはどうもクルマが決まらないレースが続いているものの日本ではわりとサービスしてくれます。

ALOはまあ...来年どんな振る舞いをすることやら。

VANは凱旋という感じ。グリッドも良かったし...

ERI、この人は来年来るのでしょうか。

あまりの暑さにそれほどニタニタしてはいないRIC。すきやばし次郎の味はわかったのでしょうか。

VETは虎視眈々、この時までは... よく見るとネームプレートがなく、搭乗予定車が故障したのかな。確か去年もそうだった。そのへんから始まっていたのかも。

HAMはよほど暑いとみえて一人だけパラソル持参。しかしプロ意識は変わらず。

WEHは去年退屈そうな感じだったのが、今年は余裕の構え。

VERはやや風格が出てきたか。

PERは地元の地震も多少気になっていたことでしょう。今回やや影薄。

この暑さなのに意外と機嫌よく手を振る北欧の王子様(見た目のみ)ももう38歳。FP/QFでのコースアウトも多く、ちょっとドタバタ気味。

SAIは急遽決まったルノー移籍でトロ・ロッソでのラストレース。

PAL30は昨年で見納めかと思ったらしぶとく生き残ったなと思っていたところ、急転レースウィーク中に参戦中断が発表されました。しかし予選中にそんなこと言うかねRenault陣営も。Williams移籍を画策しているという噂もあり、何らかの決断の影響があったのかもしれません。

Williamsが40周年ということで、FW04とFW08のDFVサウンドが快音を響かせます。

FW11はデーモン・ヒル氏による走行。わりとおとなしめ、どうもあまり慣れていなかったらしく、慣れてきた頃に終わったのでもっと走りたかったとのこと。というより鈴鹿でチャンプを決めたFW18で走ってほしいものです。

年々デモランが地味になっていく気が。まあ走れるコンディションの、わりと最近のクルマというのがなかなか難しいんでしょう。走れば音が良すぎて現行ターボカーが「あれ?」ということになるのも問題か。

本来ならF15が展示飛行だったはずが横槍が入り、アパッチヘリのみになりました。ご苦労様です。

その2へ続く