今年もF1日本グランプリに行ってきました。ちょうど台風の谷間になり、金曜土曜はやや雨の予報もありましたが、ほとんど影響もなく、日曜は見事な快晴。去年同様の強烈な日差しとなったのでした。
やや遅く9:00頃に八日市を出て、11時前に渋滞もなく到着。今年はGPスクエアでの演し物も大したものはないし、西ストレートゲートから入場。MAPなどにほとんど情報がなく、道が通じているか心配だったものの、特に問題なくゲートをくぐりました。
しかしゲートの先はものすごい坂。鈴鹿サーキットの起伏がはっきりと分かる順路です。
虫の飛んできそうな雑木林を抜けながらヘアピンI席へ。途中、西ストレートをトンネルでくぐりながら上がったり下がったり、それでも比較的早く席に着きました。今年は女性と若者が少なく、オッサンが目立ちました。
今年は仮設席が撤去されて常設席のみ、まあ観客減が予想される中しかたのないことですが、かなり出口側に寄ってしまいました。カメラを構える限りでは十分に寄れるものの、寄ったポイントで加速が始まるので果たしてうまくいくか。結構やかましそう。
予選でジャン・エリック・ベルニュがブレーキからもうもうと煙を上げて消火された地点。消火剤の痕がまだ残っています。
さて、昼食をとった(結局同行者の持参した焼きそばで十分で、今年も何も買わず)あとにポルシェカップがスタート。故小河等選手の子息、小河諒選手が走っていたことに後から気が付きました。
次はレジェンドF1。何故か今年は中嶋一家ばかりでちょっとどうかな。ゲルハルト・ベルガーの来日も予定されていましたが、たぶんキャンセルするだろうと思っていたら当たり。いろいろ理由があるようですが最初から決まっていたようにも思うなあ。
まずはLOTUS100T。親父さんから。快調なV6サウンドで、来年のエンジン音はこれをやや甲高くした感じなんでしょう。
次に次男?前日はエンジンがかからなかったようですが無事走りました。これは2年前も見たな。EPSONの書体がややおかしい。
長男はTyrell019。初めてのDFRサウンドですがあまり覚えてない...
お目当てのMP4/6。ベルガーがサボったので伊沢拓也選手のドライブ。ややエンジンが不調気味、しかしサウンドはやはりV12のそれで、こんなのがレースしていたんだなと思います。
お次はドライバーズパレード。わりと暇を持て余すことなく進行していきます。
今回が最後のウェバー。さしたるアクション無し。まあそんなもんか。
ベッテルはやっぱりうれしいのかな。
ハミルトンはややスター風アクション。最近DJと言われているようで...
アロンソはいつも暑そうな感じ。
ライコネンが手を振っている。多少はサービスするんだね。
今年も恒例のコースマーシャルパフォーマンス。これはチャーリー・ホワイティングなどに対するアピール。去年は「チャーリーが来るので声援を」というアナウンスがありましたが今年はなし。
しかしチャーリーとハービー・ブラッシュ(だわな)は妙に楽しそう。ブラバム復活せんのかのう。
で、スタート前の挨拶。予選では大忙しだったのが決勝はどうなるか。すでにかなり暑く、ヘアピンでのタイヤロック→ハーフスピンなどは十分考えられるのですが、果たして。
レコノサンスラップ時のベッテル。
オープニングラップではグロージャンが抜け出し、しばらくペースも悪くなかったので、初優勝の期待もあったのですが、レッドブルにしてやられました。しかし堂々としたトップの走りでしたね、前が空いているから走りやすいか。
今ひとつ波に乗れないアロンソ。ヘアピンでもかなり奥まで突っ込んでワイドに走るもので、置きピンで狙っていると全然外れたところに来て困った。
グティと師匠の中米コンビ。
団子状態のボッタス・リカルド・師匠。こういうのが多かったなあ。
ベッテルにタイヤを切られたハミルトン、ヘアピンでトレッドが抜け落ちイカリングのようにグラベルへ。
ピットイン後のハミルトン。すぐにリタイアしたものの、マシンの美しさは随一、妙に透明感があってクラゲのようです。
マッサに先行され焦るアロンソ。ラインがワイドすぎるような気が。
終盤にバトルするグティとニコ1。ニコ1がアンセーフリリースでペナルティとか、レース中は全く気づかず。グティは健闘して初ポイント、お寺や神社だけでなく思い出ができましたなあ。さほど上も潰れていないし、サーキットも難しいのにね。
一仕事終えたコースマーシャルからの挨拶。F1日本グランプリならではという感じです。
疲れたのでさっさと駐車場に向かうと、西コースウォークの行列が。ようやるなあ。ここだけじゃなくて逆バンクの方にも去年は並んでいたなあ。
さほど山もなく、期待していたヘアピンでの乱闘も全くなく、気がついてみれば結局ベッテルが勝ったということで、「そうですか」という感じ。サーキットを見回すと、とぼとぼ歩いて帰っている人が多かったな。ブーイングはしませんが、なんかこう、もう少し何かあってもよかったよなあ、というところ。まあやたらと日本のファンを褒めてもらっているので、来年は良いレースを見せてもらいましょうかね。
2011年観戦記
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