今年はF1も政府にシカトされ、レーシング系の話題が全くなし。WRCも実現せずで、残念なことです。
12年目を迎えた6RCBZ POLOの5回目の車検です。今年は短距離の走行も多く、従ってギアチェンジの回数も増え、夏場高温時のDSGのギクシャク感がやや増加。加えてゼロ発進時のトラクションも落ち気味なので、その辺を改善リクエストに入れ、ディーラー担当氏のアダプテーションドライブで改善してもらうことになりました。
入庫するとすぐにドカンと交換の見積が到着。足回りではスタビライザーのゴムブーツ寿命による交換(左右)、ウォーターポンプ水漏れ痕発見による各ポンプ類交換、ドライブシャフトシール部のオイルにじみ、チャージエアクーラーオイル漏れなど。そろそろ各種ガスケット・ブッシュ類の寿命が来ており、工賃のみならずパーツ費用もなかなかの金額に。そこでいつも使うパーツのパルカで入手可能なものは取り寄せてコストカットしました。
しかしチャージエアクーラー、要するにインタークーラーの接続部分からのオイル漏れについてはパーツ入荷未定ということで手配ができず、なおかつインマニ脱着が必要とのことでガスケットセットなども必要となり、それだけでそこそこの金額となります。そこで今回は見送り(車検はなんとか通過)、何か良い方法はないものかと周辺で依頼できるショップを探すと、以前6R POLOのイグニッション交換の記事が載っていたショップがあったことを思い出し、聞いてみることにしました。
電話予約のあと入庫し、実車確認。ディーラーからのパーツ分解図資料があったおかげで交換箇所の把握もごく短時間で終わり、結局インマニ脱着の必要なしという結論に。費用もかなりカットできました(工賃もある程度安く、さらに不要作業のカットでパーツ代が浮いたのが大きい)。
2週間後に再入庫。6R POLOの場合インタークーラーが水冷ということで冷却水配管を外し、2箇所のガスケットを交換。その後冷却水が行き渡るまでアイドリングして作業完了となりました。概ね1時間30分程度。
なんとなくインタークーラーというとフィンのあるイメージですが、ただの樹脂ボックスを放熱金属板で蓋しただけのような形。TSIの場合、おそらくレスポンス向上目的などでインマニ直上に位置させたのかなと。水冷なのでフィンもなくクーラントの配管がごちゃごちゃ付いています。
ウォーターラインを外す際に多少のクーラント漏れがあったので、レベルだけは見といてくださいとの話。1日経過後も特に問題なく、これで作業完了と相成りました。
これだけでエンジンの調子が変わるというような内容ではなく、車齢から来る当面の問題を一つクリアした形です。ドライブシャフトからのオイルにじみも気になるので、もう少し様子を見てから考えることに。ディーラーでの車検自体は問題なく、これまで約4年で腐食したため心配だったイグニッション端子も今のところきれいで問題なし。DSGはアダプテーションの結果、車検直後は妙にマイルドな特性となり、その後1ヶ月程度するとかちゃんかちゃん言い出しましたが、常時というわけでもなく総じて問題なしといったところ。まだまだ走行距離が伸びそうです。
この程度のものに結構費用がかかるわけです。
オートライフ羽野の店長がなかなか面白い方で、どうやら現役バイクレーサーのようですが、入庫日も整備多数でまずクルマを停めるところがないほどの状況。作業中店内で待っていると、あるお客からの来店時間確認があり、○時まででしょ?と聞かれて「ああ、あれ、ウソ書いてるんですわ。そう書いとかんと次から次へとお客さんが来るんでね、マクドの渋滞みたいになってまうんですわ。まあ都合のいい時に来てくれはったら」などの会話。確かに、最近のクーポン配布期間のマクド渋滞は異常とも言えますからね。というか、行ってから考える輩が多すぎ。マクドくらい何頼むか決めてから行けっての。盗み聞きですが面白いやりとりでした。
お店にはディーラー修理が高いという客がよく来るらしく(筆者も同様)、もちろんディーラーはディーラーでそれなりの理由のある金額なんでしょうが、昨今のT社・Lブランド車検不正のように、やっていないことをやったと書くような適当な処理をする話もよく耳にするので、鵜呑みにするわけにはいきません。こう書くと世話になっているディーラーが見積を盛ってきたように聞こえますが、そういうことではなく、やはりなんとか出費を抑えたい事情もあり、こういうショップは本当に頼りになります。
よく考えると、そもそもインタークーラーになんでオイルにじみが?ということもあります。それ聞いてないな。ブローバイやEGRからのエア侵入があるのだろうか。何年か前にブローバイ漏れの修理歴はあるけれども、まあとりあえずパッキン替えたから、このクルマのあと何年かの残りライフで問題が出ることはないと思うんですが。