またもやリコールのかかった6RCBZ POLOですが、まあそれはそれとして定期点検時期が近づきました。なんといっても今年はコロナウィルス禍で世の中大混乱、今のところ関係者・知人では誰一人感染すら出ておらず、注意はしつつも過剰な警戒は逆効果と考える次第。しかしどうしても出費は抑えたくなります。昨年ついに走行10万kmを超えたものの別にそれほど変わったこともなく走り続けており、ルーティンのピット入り(9月)を予約しようとしていました。
前回のバッテリー交換から5年弱となり、まあそろそろだわな、今回は何にするかと考えつつ、ひさびさにボンネットを開けたところ、バッテリーのレベルチェッカーは相変わらずグリーンでしたが、妙な白い粉が飛んでいます。一瞬金属片のように見えたものの、よく見るとターミナルのあたりから飛んでいるようです。近づくと、+ターミナルに青白い結晶が溜まっています。サルフェーションだよというディーラー担当氏の情報も参考にしつつ、あまり粘らずさっさとバッテリーを交換することにしました。
前回BOSCH製に変え、それ以降一度も電装系で問題はなく、5年以上持つのではないかとも考えていました。しかし今年は7月頭から雨続き、九州や岐阜ではひどいことになっていて、幸い当地は単に鬱陶しいだけではあるものの、あまりの湿気に、ガレージ横の空き地の木の切り株に普段見たことのない大きなキノコが生えています。緑青の発生自体はバッテリーの劣化によるものだと思いますが、この気候が劣化を早めたのかもしれません。
そこで今回はACDelco社のLN2を選んでみました。性能的にそう違うとは思えず、違うとすれば耐久性ですが、BOSCHでも5年目でこうなったわけで、その前のVARTA製も約5年使用してここまでの問題は起きなかったので、まあ他メーカーでも問題ないでしょう。実売でBOSCHより約5000円安くなります。サイズ等はほぼ同一です。
今回、メモリーバックアップのためにエーモン社のバックアップバッテリーを購入したはよいものの、作業当日、先にバッテリーが届き、しかしバックアップバッテリーを待ち続けても来ない。AMにとっくに配達中になっているのに17:00を過ぎても来ないので、某ポストサービスに確認するといま行きますとのこと、確かにすぐ来ましたが、午後イチから作業しようと思っていたのに17:00過ぎからの作業となってしまいました。
バッテリー上のハーネスセット、これはヒューズボックスだそうですが、これを外すと+端子が見えます。外して見ると、おびただしい緑青の山となっています。飛び散ると厄介なので、100均の重曹水を染み込ませた紙で拭き取ります。せっかく買ったのでバックアップのケーブルを噛ませたものの、これでは緑青を取り切ることができず、やむなく外しました。
緑青は意外と吸い込まれやすくどんどん溶けていきますが、ケーブルのターミナル部分にこびりついたものはなかなか取れません。仕方なくサンドペーパーで削り取りますが、Ω部分の中の切れ込みなどはどうしても取りきれず。ほんの少し残った状態で、暗くなってきたのでやむを得ず作業終了。
サンドペーパーで削ったはいいものの、クランプ部は緑青を削る前からすでにメッキが腐食して地金がむき出しに。交換したほうがいいのかも。ちょっとケーブルをひねり過ぎたかケーブル被覆がややずれて芯線が見える状態になったので、アルミテープで応急処置しました。
新旧バッテリー比較、やや距離を置いています。パースがかかっているのでサイズ差があるように見えますがほぼ同一サイズです。
ようやくバッテリー本体をセットし、+端子にケーブルを取り付けたところで、ホームセンターで購入したエーモン社のターミナルガードのことを思い出しました。バッテリーは新品だし、まだサルフェーションは上がってこないでしょうが、試しに取り付けます。元からこうしておけば今回の問題も多少はマシだったかも。少なくともクランプ部がハゲハゲになることはなかったのではないか。数年後どうなるかです。
日も暮れてだいぶバテてきたので、急いでヒューズボックスを戻し、ナットを締めようとした瞬間、ナットを落としてしまいました。えらいことになったと慌ててバッテリーを下ろし、よく見ると、エンジンのほうには吸い込まれずに、わかりやすいところに止まっていました。慎重にピンセットで回収して事なきを得、再度バッテリーをセットして、今度はさらに慎重にボルトを締めます。一通り締め終わり、キーレスエントリーが動くことを確認して一息つきました。
その後クルマに乗り込み、消去された設定を確認したところ、ラジオのプリセットは残っていました。時計やトリップメーターのクリアは当たり前、今回は写真を撮っていたのでトリップのクリアは問題ありません。しかしパワーウインドウの、運転席以外のオート機能が効かないことに気がつきました。これは当車種の特徴のようなので、リセット方法(一旦全閉にし、閉まったら一度レバーを離して、再度レバーを数秒間閉方向で維持。ウインドウがググッと踏ん張ったら完了)を試し、無事機能が回復しました。
その後しばらくエンジンを回し、買い物があったので少し出かけたりして、一度エンジンを切り再度始動すると勢いよくかかります。まあ問題ないでしょう。
昨年のイグニッション交換の際にはほとんど兆候がなく、もちろん車検でもその報告はなかったので、それ以降の問題でしょうが、そんなに長い間ボンネットを開けていなかったのか。いや3月か4月にはオイル量のチェックのために開けているはず。というかもっと最近バッテリーレベルの確認をしたはずなのに、そこからこれだけ劣化が進行したとすると、やはりある程度の頻度で確認が必要だし、まあこの天候が主因かな。この7月はほぼ雨・雨・権藤な感じで雨でない日の方が少ないです。イグニッションのソケット腐食もあわせて確認しておかないと、またあれが起きそうなので、点検時に依頼することにします。